ISMRM 2024 in Singaporeに参加しました

メンバーとともにISMRMに参加してきました。Educationalセミナー、Power pitchからのデジタルポスター、Traditional poster、Oral presentationと盛り沢山でした。

Educational セミナー(高堂)
パワーピッチOral presentationでの発表 (小野)
Moderatorの業務風景 (高堂)
朝いちばんのポスター発表(河野)。がんばりました!
堂々とした発表風景(平田)!優秀演題に選出されてました!
次回に備えてのイメトレ!エンジョイしてますね!
集合写真、3名の初参加、おつかれさまでした!

学会では多くの海外の友人たちが元気に活躍されている姿を見ることができ、大変刺激になりました。シンガポールは暑い街でしたが日本に似ている部分も多く、快適に過ごせました。フードコートでのバクテーやチキンもおいしかったです。研究のさらなる発展、そしてその研究が医療への貢献につながるように、頑張っていきたいと思います。

血清GFAPとアルツハイマー病患者脳病理との関連

Serum GFAP levels correlate with astrocyte reactivity, post-mortem brain atrophy and neurofibrillary tangles Sánchez-Juan et al. Brain 2024

血清中のGFAPがアルツハイマー病患者脳の病理評価GFAP染色、脳萎縮、神経原線維変化との関連があったことを示した論文。血液バイオマーカーと脳病理を同一被検者で実施された検討。私たちの報告では血漿中のGFAPがMRSで測定するアストロサイトマーカーであるミオイノシトールと相関を示したことを述べていますが、同様の事象を病理でも検証された重要な報告と思います。血漿でなくて血清である点は、こちらの論文で血清も血漿もどちらも同様の意義があることが報告されています。他疾患(例えばPSP)における血液GFAPと脳病理でのGFAPとの関係はどうであるのか、今後の課題と思います。

アルツハイマー病における脳内の乳酸

こちらの論文に https://www.neurology.org/doi/abs/10.1212/WNL.0000000000209378、私たちの最近の出版論文 https://brainenergy.xsrv.jp/169-2/ が引用され、アルツハイマー病における脳内の乳酸がアストロサイトの活性化と関連する可能性について言及されています。脳内の乳酸は健常脳および疾患脳において何をしているのか、私たちはMRSや超偏極MRSを使ってその謎に迫る研究を進めています。

EMIM 2024 Portoで口演発表をしました!

(13/03/2024)

EMIM (European Molecular Imaging Meeting)で超偏極13Cピルビン酸に関する口頭発表をしてきました! いろいろフィードバックをいただけて有意義な学会となりました。

川沿いにある学会場の写真です。

(09/14/2023) 論文がオンラインで掲載されました!

(09/14/2023)

論文がオンラインで掲載されました!

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/ana.26797

アルツハイマー病病態におけるアストロサイト活性化の重要性をMRS、バイオマーカー、PETを用いた検討により報告しました。

筆頭著者の平田浩聖先生 Dr. Kosei Hirata、おめでとうございます!

追記:https://www.jnss.org/hp_images/files/fix_page/neuroscience-news/2023/2023No5_Feb_237.pdf

こちらの30ページに研究内容の紹介があります。